更新テーブルと更新アクション
商標案件では、「データベース>更新」タブ内の「更新」テーブルの「更新回数」と、
「データ>更新アクション」タブ内の「更新申請」アクションの「更新回数」が連動しています。
そのため、いずれか一方を登録または修正すると、もう一方も自動的に更新される仕組みです。
(更新申請アクション・分割納付アクションの仕組み参照)。
この2つの「更新回数」にずれが生じるとエラーが発生します。特に、この不一致によるエラーが最も多く見られます。

更新テーブルのエラーを確認する
案件データと国別年金更新設定の計算値が一致しない場合、案件の 「データ>更新」タブ にエラーメッセージが表示されます。
これにより、誤操作等によって生じた更新回数や日付のずれを確認できます。
エラー発生の例
・「更新」テーブルの更新回数に対して、権利満了日がずれている
・「更新」テーブルの更新回数に対して、更新アクションの回数がずれている
・権利満了日と更新アクションの期限日が一致していない
「データ>更新」の「更新」テーブルは、更新申請アクションの期限日や権利満了日の計算に使用されます。
そのため、正しいデータを保持することが重要です。
エラーメッセージが表示された場合は、正しい日付や回数に修正してください。
修正後はエラーメッセージが消えます。


更新期限の計算を確認する
国別年金更新設定がある場合、更新の法定期限は自動計算されています。
計算内容は各更新テーブルの法的期限をクリックすると表示されます。

エラーが発生しやすいケースと注意事項
エラーが発生しやすいケース
・海外商標案件で、更新申請アクションの期限日だけを変更し保存した場合
・権利満了日だけを手動で修正した場合
注意事項
庁連携データ比較や正しいデータ入力を行った後に、
商標権存続期間更新登録申請書のHTMLデータ を添付する場合はご注意ください。
この申請書には「更新回数」の記載がないため、root ipでは、
「処理日が空欄の最新更新申請アクション」を消し込む仕様になっています。
その結果、HTMLデータを添付すると、更新前であっても処理日が入力され、次回更新期限ではなく「次々回」の更新申請期限が立ったり、権利満了日が更新されたりしてしまう場合があります。
そのため、キュー処理画面にて「旧データ」と「新データ」を見比べ、新データで旧データを上書きしても問題がないかを必ずご確認ください。

可能な限り、最新の更新申請アクションと更新テーブルが正しく登録されている状態で、過去の商標権存続期間更新登録申請書のHTMLデータをアップロードし、アクション作成キューやテーブル処理実行を行うことは避けてください。
なお、記録としてHTMLファイルのみを登録したい場合は、キューを登録せずに削除してください。