- 1. 案件とは
- 2. 案件を作成する4つの区分
- 2.1. 案件種別
- 2.2. 国内外区分
- 2.3. 法域・出願種別
- 3. ファミリ(親子関係)と案件作成
- 3.1. ファミリとは
- 3.2. 親案件を参照して案件を作成する
- 3.3. 仮想案件の位置づけ
- 4. 案件作成の基本的な操作
- 4.1. 注意事項
- 4.2. 基本的な案件作成手順
- 5. 案件作成の目的別操作マニュアル
- 5.1. 案件を作成する(基本操作)
- 5.2. 基礎案件のある案件を作成する(国内優先・パリ優先・分割・変更)
- 5.3. PCT案件を作成する
- 5.4. 整理番号ルール設定
- 5.5. 案件を削除する
- 6. ファミリー管理
- 6.1. ファミリー追加
- 6.2. ファミリー離脱
- 6.3. ファミリー併合
- 6.4. ファミリー分離
- 6.5. ファミリー件数が多い場合
- 7. その他の案件作成方法
- 7.1. 庁連携案件作成
- 7.2. 案件コピー
- 7.3. 一括案件作成
案件とは
案件は、出願・契約・係争など、管理対象となる1件の業務単位です。
各案件には一意の当所整理番号が付与され、一覧検索や関連データ参照の基準になります。
案件を作成する4つの区分
案件の作成は「メニューバー>案件>案件作成」から行います。案件は「案件種別」「法域」「国内外区分」「出願種別」の組み合わせで分類され、その組み合わせごとに案件作成ボタンが表示されます。
作成したい案件に該当するボタンを選んで作成を開始します。
例えば、日本の特許(優先権なし)であれば、「出願(案件種別)-特許(法域)-純国(国内外区分)-通常出願(出願種別)」を選びます。
案件種別
案件の大分類です。管理する対象によって、次のいずれかを選びます。
| 案件種別 | 説明 |
|---|---|
| 出願 | 仮想案件に対して出願案件と呼びます。 案件作成時点で出願が確定していない見積依頼なども、今後出願につながる案件は出願案件で作成します。 |
| 仮想案件 | 優先権主張した基礎案件で、期限等の管理が不要な案件に使用します。 通常案件より管理項目が少ないため、期限等を管理したい案件は出願案件で作成します。 |
| 係争 | 他社の権利に関する係争案件(当事者系審判、裁判請求)に使用します。 管理している案件の係争(査定系審判、裁判被請求)は、出願案件の「審判異議」タブと「データベース>係争アクション」タブで管理します。 |
| 契約 | 通常実施権・専用実施権等の管理などに使用します。 |
| 営業秘密 | 営業秘密等に使用します。 |
| その他 | その他の管理に使用します。 |
国内外区分
出願人と出願先の庁の関係を表す区分です。
| 国内外区分 | 説明 |
|---|---|
| 純国 | 日本出願人が日本特許庁に出願する場合に使用します。 |
| 内外 | 日本出願人が外国特許庁に出願する場合に使用します。 |
| 外内 | 在外出願人が日本特許庁に出願する場合に使用します。 外内で案件を作成すると、「案件書誌」テーブルの「在外期限F」に自動でチェックが入ります。 「在外期限F」により、標準アクショントリガ設定・発送書類マスタ(OAアクション設定)の在外期限が適用されます。 |
法域・出願種別
法域は特許・実用新案・意匠・商標などの区分です。出願種別は、その出願がどのような手続で行われるかを表します。
案件種別・法域・国内外区分の選択に応じて、選べる出願種別が切り替わります。おもな出願種別は次のとおりです。
| 出願種別 | 備考 |
|---|---|
| 通常出願 | |
| 国内優先 | |
| 分割出願 | |
| 変更出願 | |
| 実新登録に基づく出願 | |
| US継続出願 | US用 |
| US再発行出願 | US用 |
| 仮出願 | US用 |
| 本出願(変更) | US用 |
| 本出願(優先権) | US用 |
| PCT出願 | WIPO出願 |
| PCT展開 | PCT展開後の各国 |
| EPC展開 | EPC展開後の各国(EP出願自体は通常/パリ/PCT出願) |
| 香港標準 | |
| マカオ拡張 | |
| EA展開 | |
| その他出願 | |
| 関連意匠 | |
| 一括出願 | |
| 一括出願個別 | |
| 補正却下に基づく出願 | |
| ハーグ出願 | WIPO出願 |
| ハーグ個別 | ハーグの各国 |
| ハーグ外内 | 外国出願人がハーグ経由で日本に出す場合用 |
| 防護標章 | |
| マドプロ出願 | WIPO出願 |
| マドプロ外内 | 外国出願人がマドプロ経由で日本に出す場合用 |
| マドプロ再出願 |
関連マニュアル
ファミリ(親子関係)と案件作成
ファミリとは
「ファミリ」は、優先権や分割出願など、つながりがある案件をグループとしてまとめて管理する機能です。
root ipクラウドでは、案件間に設定された優先権や親子関係などに基づいて、関連する案件を同一のファミリとして管理します。
同じファミリに所属する案件は一覧で確認でき、案件同士の親子関係をツリー形式で把握できます。
たとえば、日本で出願した発明を基礎として米国や欧州などへ対応出願した場合、それぞれの案件を同一ファミリとしてまとめて管理できます。
なお、単独の案件でもファミリを形成するため、ファミリに所属している案件が必ずしも優先権や分割出願などの親子関係を持っているとは限りません。
ファミリーの情報は、案件の「ファミリ」タブで確認できます。ファミリー一覧・ファミリーツリーのほか、ファミリー包袋、IDS提出状況、案件情報シート(日本語・英語)を表示できます。
親案件を指定して案件を作成すると、自動的に同一ファミリーとして登録されるため、追加の操作は不要です。
親子関係によらず個別にファミリーを追加・変更する場合は、下記「ファミリー管理」をご参照ください。
関連マニュアル
親案件を参照して案件を作成する
親案件を参照する出願種別では、案件作成時に親案件を指定します。
親案件を設定して案件を作成すると、案件間の関係が登録され、関連する案件がファミリとして管理されます。
親案件を指定したときは、案件に応じて出願人・発明者・担当者・代理人などの情報が初期値として取り込まれます。
取り込み後は、必要に応じて登録前に内容を編集できます。
関連マニュアル
仮想案件の位置づけ
仮想案件は、基礎案件の関係管理を目的に使う簡易案件です。
通常の出願案件と異なり、入力対象が限定され、表示される入力テーブルも少なくなります。期限管理(アクション)は行えません。
優先権主張の基礎出願や、特定の基礎案件を管理するために使用できます。
また、庁連携で基礎案件が不足している場合、条件に応じて仮想案件データが作成対象として扱われます。
基礎案件が他事務所案件で、自所では管理しない場合も仮想案件で作成できます。出願案件で作成する場合は、案件の「データ>サマリ」タブ「案件書誌」テーブルの「中途受任F」にチェックを入れると、識別や検索に役立ちます。
関連マニュアル
案件作成の基本的な操作
注意事項
- 作成対象に合う「案件種別」「法域」「国内外区分」「出願種別」を事前に決めてください。
- 優先権主張、分割、変更などで基礎案件が必要な場合は、先に親となる案件の有無を確認してください。
- 内外案件で複数国を同時に作成する場合は、出願国・指定国の選択が必要です。出願国・指定国を複数選んで登録すると、国ごとに案件が作成されます。
- 外内案件を作成した場合、在外期限管理の対象として初期設定されます。日本の出願人が海外へ出願する案件は、外内ではなく内外で作成してください。
基本的な案件作成手順
- 「メニューバー>案件>案件作成」を開きます。
- 「案件作成」画面で、作成したい組み合わせのボタンを選びます。
- 案件入力画面で必要項目を入力して登録します。
- 登録後、「新規案件確認」画面に遷移し、当所整理番号・出願整理番号などを確認・修正できます。
関連マニュアル
案件作成の目的別操作マニュアル
目的に応じて下記の操作マニュアルを参照してください。
案件を作成する(基本操作)
新しく1件、通常の案件を登録したいとき。案件作成ボタンの選び方から各項目の入力・登録・整理番号の設定までの操作手順を案内します。
関連マニュアル
基礎案件のある案件を作成する(国内優先・パリ優先・分割・変更)
国内優先・パリ優先の出願や、分割出願・変更出願を登録したいとき。法域にかかわらず共通する操作方法です。
「国内優先」「パリ優先」「原出願」テーブルの「親案件ID」に基礎案件の当所整理番号または出願番号を指定すると、優先日や出願人などの情報が自動で引き継がれ、ファミリーツリーが構築されます。
関連マニュアル
PCT案件を作成する
PCT出願について、実際の入力画面に沿って操作方法をご案内します。
関連マニュアル
整理番号ルール設定
「当所整理番号」等の番号の自動付与ルールの設定方法をご案内します。「メニューバー>設定>設定」の「基本設定>整理番号ルール/連番管理」から設定します。
整理番号ルールを変更しても、変更前に登録された整理番号は自動では変更されません。
関連マニュアル
案件を削除する
作成した案件の削除方法と注意事項についてご案内します。
削除した案件は復旧できません。ファミリー案件がある場合は、削除前に基礎出願の解除・ファミリー離脱を行ってください。また、案件に登録された請求書などの情報はシステムから削除されないため、案件を削除する前に削除してください。
関連マニュアル
ファミリー管理
親子関係によらず個別にファミリーを追加・変更する場合は、以下の操作マニュアルをご参照ください。
ファミリー追加
ファミリ未設定の案件を単独ファミリとして新規作成したり、既存ファミリにどのファミリにも所属していない案件を追加したりする操作を案内します。
案件の「ファミリ」タブから設定でき、追加後は一覧とツリーに反映されます。
関連マニュアル
ファミリー離脱
ファミリに所属している案件を、そのファミリから外す操作を案内します。
優先権などの親子関係がある場合は、先に「国内優先」「パリ優先」「原出願」テーブルから基礎案件を解除し、そのあと「ファミリー案件」一覧の「ファミリー離脱」から離脱させます。
関連マニュアル
ファミリー併合
複数のファミリを1つに統合する操作を案内します。併合は1ファミリー対1ファミリーで行い、3つ以上の場合は1ファミリーずつ併合します。
「ファミリー併合」で相手ファミリのファミリーIDを入力して実行すると、相手ファミリの案件が現在開いているファミリに統合されます。併合元ファミリーのファミリー番号・ファミリーメモ・ファミリー包袋ファイルは自動では引き継がれません。
関連マニュアル
ファミリー分離
一度併合したファミリを元のファミリ単位に分離する操作を案内します。
誤って意図しないファミリ同士を併合してしまった場合など、併合前の状態に戻したいときに使用します。
関連マニュアル
ファミリー件数が多い場合
新規案件確認画面では、同一ファミリーが所定件数を超えると、ファミリー全体ではなく新規案件のみが表示されます。
その場合は画面上に件数超過の警告メッセージが表示されます。
その他の案件作成方法
庁連携案件作成
日本の特許庁が公開する「特許情報標準データ」を用いて案件を作成する機能です。日本の公開案件のみ案件作成が可能です。
基礎案件から自動的にファミリーを生成するため、出願日の古い案件から順に作成してください。
関連マニュアル
案件コピー
既存の案件を複製して、似た案件をすばやく作成する機能です。操作の流れは動画で確認できます。
関連マニュアル
一括案件作成
root ip所定の形式のExcelファイルを用いて一括で案件作成する機能です。1ファイル最大1000件の案件を作成できます。ファイルの作成方法と注意事項などをご案内します。
関連マニュアル
